江戸の昔から、300年以上の伝統を受け継ぐ”くさや”。古来より保存食として魚を塩でまぶし、天日で干す加工法を利用していましたが、貴重品であった塩を節約するため、同じ塩水に何度も魚を漬けているうちに、塩水に魚のエキスが加わり、旨味成分が溶け込んだ塩汁(くさや汁)が出来たといわれています。
八丈島のくさやは、元祖である新島から”くさや汁”を分けてもらい、くさや加工者が長い年月をかけて繰り返し調合を重ね、各々独自で秘伝の汁を完成させてきました。焼く時に発せられる独特の匂いも、病みつきになる美味しさも、”くさや汁”ひとつで決まるといわれ、作り手のこだわりが凝縮された逸品です。
八丈島では、町中の飲食店で提供されたり、健康と長寿の秘訣として日常の食卓にのぼり、冠婚葬祭にも欠かせない食品として継承されています。
2010年には、イタリア/ブラにあるスローフード協会にて希少食材認定制度「味の箱舟=アルカ」に認定されています。世界で903品目、日本では25品目と厳しい審査の中、地元近海で獲れた魚にこだわる八丈島ブランドが評価されました。
<関連リンク>
▼八丈島水産加工業協同組合
・・・販売店舗一覧など。
手作り無添加、黒潮の味「くさや」はお酒のお供にも、おやつにも
八丈島のくさやは、「青むろあじ」「とびうお」とも肉厚で柔らかく、匂い控えめで食べやすいと好評です。
くさや加工所の見学は、要相談となります。出来立てのくさやを購入する事も出来ますのでお気軽にご相談ください。お土産に購入したり、産地直送で贈答品としても重宝されています。くさや加工所によって味が異なるのも楽しみです。
生のくさやは、弱火で裏面を7、表面を3ぐらいで焼くのが最もおいしい焼き方。
近隣が気になる方は雨の日に焼くのがお薦めです。あらかじめ島で焼いたくさやを真空パックにした「焼くさや」も商品化されており、そのままでも、湯煎して温めても、焼きたて同様のくさやを味わえます。
八丈焼酎のお供として、お酒が苦手な方は地元のおやつとしても楽しめます。ちょっとお洒落な楽しみ方は、お好みでマヨネーズに七味唐辛子をサッと振り、くさやをつけて食べると、白ワインにもよく合います。
八丈島くさや動画紹介:くさやVSファブリーズ、“最臭”決戦の行方は!?千鳥と山田菜々が検証!
データ
データ
八丈島のくさや
- 産地組合名
- 八丈島水産加工業協同組合
- 所在地
- 〒100-1511 東京都八丈島八丈町三根4205
- 電話番号
- 04996-2-2256
- 備考
- URL:https://www.kusaya.tokyo/coop.html
地図
地図
くさや加工所
-
ヤマサ水産 長田商店
物販店
36
-
藍ヶ江水産
物販店
12
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マルタ水産加工場
物販店
34
-
仲屋商店
物販店
35